授業の中で紹介した、Excelの関数をまとめました。
計算する
SUM関数
範囲の合計を求めることができます。
=SUM(範囲)
AVERAGE関数
範囲の平均を求めることができます。
=AVERAGE(範囲)
MAX関数
範囲の最大値を求めることができます。
=MAX(範囲)
MIN関数
範囲の最小値を求めることができます。
=MIN(範囲)
COUNT関数
範囲の数値が入ったセルの数を求めることができます。
=COUNT(範囲)
COUNTA関数
範囲の空ではないセルの数を求めることができます。
=COUNTA(範囲)
条件で分ける
IF関数
論理式が真なのか偽なのかによって、出力や計算方法を変えることができます。
=IF(論理式, 真の場合, 偽の場合)
IF関数(ネスト)
IF関数は入れ子(ネスト)にすることができます。
=IF(論理式A, 論理式Aが真の場合, IF(論理式B, 論理式Bが真の場合, 論理式Bが偽の場合))
分析する
LARGE関数
指定した範囲で、大きい方から数えて「n番目」の数値が何なのかを求めます。
=LARGE(範囲, 順番)
SMALL関数
指定した範囲で、小さい方から数えて「n番目」の数値が何なのかを求めます。
=SMALL(範囲, 順番)
RANQ.EQ関数
指定した値が範囲中で何番目なのかを求めます。
=RANK.EQ(値, 範囲, 並び順)
並び順が0または省略した場合は降順(大きい値が1位)、0以外の数値を指定すると昇順(小さい値が1位)でランキングされます。
SUMIF関数
範囲の中で条件に合致したものについて、合計を求めることができます。
=SUMIF(検索範囲, 検索条件, 合計範囲)
COUNTIF関数
範囲の中で条件に合致したセルの数を求めることができます。
=COUNTIF(範囲, 検索条件)
MEDIAN関数
範囲の中で中央値(順番に並べたときに真ん中にくる値)を求めることができます。
=MEDIAN(範囲)
MODE.SNGL関数
範囲の中で最頻値(もっともよく登場する値)を求めることができます。
=MODE.SNGL(範囲)
TRIMMEAN関数
範囲の中で、極端に外れた値(大きすぎる、小さすぎる)を除いた平均値を求めることができます。
=TREMMEAN(範囲, 割合)
割合は、0〜1の間で指定します。例えば、上下10%の値を除きたい場合は「0.1」とします。
数字を処理する
ABS関数
数値を絶対値(数直線上で0からの距離)に変換する関数です。単純には、マイナスの値をプラスの値に変換します。
=ABS(数値)
ROUND関数
数字を丸める関数です。数値を四捨五入します。
=ROUND(数値, 桁数)
桁数の指定は以下のとおりです。
- 整数3桁目(100の位)に四捨五入する:-2
- 例)ROUND(5256.345, -2)→5300
- 整数2桁目(10の位)に四捨五入する:-1
- 例)ROUND(5256.345, -1)→5260
- 整数1桁目(1の位)に四捨五入する:0
- 例)ROUND(5256.345, 0)→5256
- 小数点以下1桁目(0.1の位)に四捨五入する:1
- 例)ROUND(5256.345, 1)→5256.3
- 小数点以下2桁目(0.01の位)に四捨五入する:2
- 例)ROUND(5256.345, 2)→5256.35
ROUNDUP関数
数字を丸める関数です。数値を切り上げます。
=ROUNDUP(数値, 桁数)
桁数の指定はROUND関数に準じます。
ROUNDDOWN関数
数字を丸める関数です。数値を切り捨てます。
=ROUNDDOWN(数値, 桁数)
桁数の指定はROUND関数に準じます。
文字列を処理する
LEFT関数
文字列の左側から指定した文字を取り出します。
=LEFT(文字列, 文字数)
RIGHT関数
文字列の右側から指定した文字を取り出します。
=RIGHT(文字列, 文字数)
LEN関数
文字列の文字数を数える関数です。
=LEN(文字列)
&
文字列や値を連結します。
検索する
VLOOKUP関数
特定の値を検索し、その値と同じ行にある別の列の情報を取得できます。検索する列は一番左である必要があります。
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)
検索方法は、FALSEで完全一致、TRUEで近似一致です。
INDEX関数+MATCH関数
MATCH関数で検索した値が検索範囲の何番目のセルにあるかを取得し、それを使ってINDEX関数で該当する値を取得します。
=INDEX(範囲, MATCH(検索値, 検索範囲, 検索方法), 列番号)
検索方法は0で完全一致