授業の準備
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前回の復習
前回の知識問題
- 「SmartArt」を正しく説明しているのはどれですか
- テンプレートを使って、情報を視覚的に表現する図を作成できる機能
- PowerPointでのみ使える機能
- 図形を組み合わせてイラストを作成できる機能
- 箇条書きを図にできる機能
- スライドのデザインをまとめて変更できる機能
- SmartArtの「リスト」の用途の正しい説明はどれですか
- 順番や連続性のない情報
- 順番や連続性のある情報
- 円で表現できる情報
- 上下関係のある情報
- 重なりや関連のある情報
- SmartArtの「階層構造」の用途の正しい説明はどれですか
- 上下関係のある情報
- 順番や連続性のない情報
- 順番や連続性のある情報
- 円で表現できる情報
- 重なりや関連のある情報
- SmartArtの「循環」の用途の正しい説明はどれですか
- 円で表現できる情報
- 順番や連続性のない情報
- 順番や連続性のある情報
- 上下関係のある情報
- 2軸で比較する情報
- SmartArtの「手順」の用途の正しい説明はどれですか
- 順番や連続性のある情報
- 順番や連続性のない情報
- 円で表現できる情報
- 上下関係のある情報
- 階層的な関係のある情報
情報セキュリティ
情報セキュリティとは
情報セキュリティとは、企業や個人の保有する情報（情報資産）を、不正アクセスや漏洩、改ざん、破壊などの脅威から守るための取り組みのことです。
なぜ情報セキュリティが必要なのか
情報を安全に取り扱えることは、ビジネスパーソンに求められる基本的な能力のひとつです。
個人や企業の「信用（trust）」は、長い時間と多くの費用をかけて作られています。しかし、情報セキュリティの管理に失敗すると、その信用を一瞬で失ってしまいます。
個人として、そして企業として、情報セキュリティを常に意識することが大切です。
情報セキュリティのリスク
身近にある情報セキュリティのリスクをいくつか紹介します。
ランサムウェア
2025年になって、日本の企業がランサムウェア攻撃の被害にあっています。
- 2025年9月29日：アサヒグループホールディングス（飲料大手）
- 2025年10月31日：アスクル（オフィス用品通販大手）
ランサムウェアについて学びましょう（15分30秒の動画です）。
パスワード
パスワードの管理は情報セキュリティの基本です。しかし、簡単なパスワード（例えば「123456」や「password」など）や推測されやすいパスワード（例えば誕生日や名前）を使っている人は多いです。また、同じパスワードを複数のWebサイトで使いまわすのもNGです。
パスワードについては授業の後半でより深い内容を学びます。
フィッシング
メールやDM（ダイレクトメッセージ）などで、「お金に関するトラブル」や「無料でもらえる商品」など、急いで対応することを求める連絡をきっかけに個人情報を盗み出す手法です。
心当たりのない連絡については、添付ファイルを開いたり、URLにアクセスしたりしない。
マルウェア／ウィルス
不審なUSBメモリーをパソコンに接続したり、違法な無料ソフトウェアをパソコンやスマートフォンにインストールすることで感染し、情報が漏洩したり支払いを要求されたりするトラブルです。
不審なUSBメモリーを接続しないことや、違法なソフトウェアをインストールしないことが大切です。また、セキュリティソフトの利用も有効です。
スマートフォンやパソコンの紛失や盗難
スマートフォンを忘れたり盗まれたりすることは、現代の情報セキュリティにおいて大きな問題につながります。また画面ロックをしないまま放置することや、ログアウトせずにパソコンから離れることも同じです。
外出時、スマートフォンは必ず身につけておく（BYOD：Bring Your Own Device）。パソコンを置いたまま席を離れる場合は必ず画面ロックをする。
判断のミス
トラブルが起こったとき、あるいはトラブルが起こりそうなときに、自分の判断で対応しようとすると、より大きなトラブルに発展することがあります。
パソコンやスマートフォンを利用していて、少しでも「おかしいな」と思ったら、学校では先生に、働き始めてからは上司やITの専門家に報告したり相談したりしましょう。
タイピング練習
キーボードで日本語を入力する練習をしましょう。
CampusApp
- CampusAppの「CBT（タイピング練習）」から、タイピング練習をしましょう
- 約10分間、タイピングの時間を設けます
- 1回3分間なので、少なくとも3回は練習できます
- 点数や回数は記録されますので、評価の対象とします
- 授業時間以外にも繰り返し練習して、正確に速くタイピングできるようになりましょう
アンケートにご協力ください
本学では、より質の高い授業を提供するため、教育方法の改善に取り組んでいます。その一環として、学生の皆さんが「授業をどのように感じているか？」についてアンケートを実施させていただきます。是非とも本アンケートへのご協力をお願いいたします。
なお、誰がどのような回答をしたのかは担当教員にはわかりません。回答結果は授業改善のためのみに利用します。学生の皆さん各人が成績評価などにおいて不利になるようなことは絶対にありません。下記アンケートの各項目をよく読んで回答をお願いいたします。
https://forms.office.com/r/Vq2EPY1b8b
パスワードのセキュリティ
パスワードのセキュリティ向上について学びましょう（10分26秒の動画です）。
自分のパスワードをチェック
自分のパスワードが「悪いパスワード」になっていないかチェックしましょう。
| 単純すぎる | 「password」「123456」など |
|---|---|
| 有名な名前や辞書に載っている言葉を使っている | 「liverpool」「ilovevietnam」など |
| キーボードの配列を使っている | 「qwerty」「poiuytr」 など |
| 名前と誕生日／誕生年の組み合わせ | 「takeshi1123」「tran2001」など |
| 他のサービスでも使用している | 同じパスワードを他のサービスでも使用している |
パスワードの作り方
動画内でも登場した「良いパスワードの作り方」を学びましょう。
パスワードを完全にランダムな文字列にすると、セキュリティは高くなりますが覚えるのが難しくなります。そこで、覚えやすくてセキュリティの高いパスワードの作り方を考えましょう。
大学のWebサイトである「jue.ac.jp」を利用する前提で、パスワードを考えてみます。
- STEP1：コアパスワードをつくる
- 自分しか知らないけれどすぐに思いだせる言葉を考えましょう
- 一部を大文字にしたり記号を追加して、複雑にしましょう
- 例）日本経済大学→日経大→nikkeidai→nikkeiDAI→nikkeiDA1@
- STEP2：サービス名を変換する
- サービス名を数文字のアルファベットに変換します
- ドメインなどを利用すると便利です
- 例）jue.ac.jp→jue
- STEP3：組み合わせる
- コアパスワードとサービス名とを組み合わせましょう
- 例）nikkeiDA1@jue
- STEP4：チェックする
- 長さが12文字以上、できれば14文字以上になっていますか？
- 大文字、小文字、数字、記号をすべて含んでいますか？
- 例）13文字で、大文字、小文字、数字、記号を含む→OK
上記の条件を満たす複雑なパスワードを使うことや、パスワードに加えて他の認証（スマホなど所持しているものや指紋など生体情報）を組み合わせる「二要素認証」も有効です。
知識問題
今日の授業内容を知識問題で復習しましょう。
CampusApp
- CampusAppの「CBT（知識問題）」から、知識問題にチャレンジしましょう
- 100点が取れるまで、繰り返し挑戦しましょう
- 期末の定期試験は知識問題の中から出題します
パソコンの再起動／シャットダウン
授業の終わりに必ずパソコンを再起動（次に他の授業がある場合）、またはシャットダウン（次に他の授業がない場合）してください。